私たちについて

より良い未来を築く　献体の輪

東海大学では、正しい献体へのご理解を広めていくとともに、
未来へ貢献する良医育成を目指して献体運動を推進しております。

献体運動の理念

私たちは献体運動の理念として「紡ぐ」
「繋ぐ」「積む」という3つを掲げています。

これは、ご献体された方々の紡がれた想い
をしっかりと後世へ繋ぎ、日本の医療水準
をさらに高めるべく研鑽を積み重ねていく
ことを念頭に置いた理念です。
東海大学の献体運動は、この理念から外れ
ることのないように日々活動を行っています。

東海大学の
献体運動の理念

みずからの身体を提供することに
よって、次の世代の人々に役立せ
たいという思いを紡いでいくこと

その紡がれた思いを
後世に繋いでいくこと

ご献体された方々の紡がれた想い
を繋ぎ、日本の医療水準をさらに
高める研鑽を積み重ねていくこと

お知らせ献体登録状況献体運動の強み献体とは

お知らせ

東海大学医学部の活動についてのお知らせを掲載しています

2024年8月1日

2024年7月30日今年度の解剖学実習が終了し、納棺式を執り行いました

献体登録状況

2024年8月1日現在

献体登録者数

3003名

献体された方

2295名

近年献体への登録者様の数が増加しており、3000名近くの方々にご入会いただいております。
また、これまで多くの方に本学の医学教育と献体へご理解いただき、解剖学実習とその研究への貢献は多大なるものです。
篤志献体に寄せる皆様の尊いご意志は、何よりも医学教育を支える原動力となっています。

献体運動の強み

そこに生きた人の思いに寄り添う

本学の献体運動は故人とご遺族様を思い、「寄り添い」を大切しています。
解剖学実習終了時に、学生諸君がご遺族様・ご献体者様宛にお手紙をしたためます。
献体活動について、一部をご紹介いたします。

毎年10月頃に解剖慰霊祭を執り行います。ご遺族をお招きして、学長をはじめ教職員と学生が参列し故人のご冥福をお祈りします。
東海大学にて系統解剖のためにご遺体をお預かりした方々を対象として行われるこの慰霊祭は、献体運動でもっとも大切な行事のひとつです。

解剖実習後はご遺体から学んだ初見報告会を行い、解剖実習での学びを活かします。画像診断科の先生にも出席いただいたり、学生自身の体で人体の動きを確認したりと、解剖実習をしたからこその経験・学びを活かしてより一層実のある座学を行っています。

納棺式

解剖学実習の終了後は、解剖ご遺体を学生の手により納棺し、納棺式を行います。

献体にご協力いただいた献体者様とご家族へ、感謝の気持ちを綴った医学生からの手紙をご覧いただけます。

医学生からの手紙ページへ

貴重な経験をさせていただき、献体をしてくださった●●様、及びそのご遺族の方々に心から感謝申し上げます。

私達に学びの機会を与えて下さりありがとうございました。

医学のさらなる発展、そして私たち東海大学の学生のためにご献体をなさってくださったことに心より感謝申し上げます。

献体とは

献体による解剖には
目的が2種類あります

医学教育の基礎として行われる解剖

医療技術や高度な手術手技の習得を目的とした教育および研究のために行われる解剖

系統解剖とは　医学教育の基礎として行われる解剖で医学生自らの手で解剖を行い、人体の構造と機能を学びます。この解剖は解剖学の教授および准教授の責任と指導の下で解剖学実習室において行われます。
臨床解剖とは卒業後の医師や歯科医師が医療技術や高度な手術手技の習得を目的とした教育および研究のために行われる解剖です。

いずれの解剖もご本人の意思とご家族の理解と同意そしてご協力があって初めて出来ることです。

献体の意義

近年、医療技術や医療機器の飛躍的な進歩に伴い、医師もより高度な手術技術や人体構造への十分な理解が強く求められます。
解剖実習がわが国の医学発展に役立つことはもちろん、学職・人格・技量ともに優れた未来の良医育成のための礎となることが献体最大の意義と信じております。

献体の登録状況はこちら